きたさと健康コラム
みなさまの毎日の健康に役立つ情報を
きたさとの3人の先生がたが、月かわりで
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アジサイ話あれこれ 北里薬局 川端先生 

梅雨のうっとうしい日が多いこの頃です。あちこちでアジサイがきれいに咲いており、沈みがちな気持ちを和らげてくれています。ネタに困っていたので、今回はこのアジサイの話にしました。

アジサイは漢字では紫陽花と書きますが、紫陽花というのは中国では他の花のことを指します。平安時代に源順という学者さんがアジサイにこの漢字をあてはめたために誤って広まったそうです。

 日本が原産の植物ですが、一般的によく見られるこんもりと丸く花をつけている品種は中国を経由したものや、江戸時代にシーボルトが西洋に持ち帰って改良されたもので、もともとはガクアジサイのような種類が日本の原産だったようです。また赤や紫、青の花びらのように見えているものは花の額にあたるもので、本当の花は額に囲まれた中の小さいつぼみの様なものが花です。

 アジサイの花の色(額の色)は、土の酸性・アルカリ性で変わるといわれます。土の性質が酸性の時は土中成分のアルミニウムがアジサイの色素とくっ付いて青色になり、アルカリ性の時はアルミニウムとくっつかずにそのままの色素の赤色になるといわれています。PHを調べるリトマス試験紙は酸性だと赤色になり、アルカリ性だと青色になるのでちょうど逆ですね。ただ咲き始めは白っぽく徐々に色が変わっていくので土の性質だけで色が決まるわけではないようです。色が変わっていくことから花言葉も「心変わり」です

 アジサイは学名Hydrangea macrophyllaというのが正式名ですが、シーボルトがつけた学名のHydrangea otakusaというのがよく知られています。シーボルトが長崎に滞在中、ロマンスが生まれた女性、お滝さん~otakusa~の名前をつけたといわれていますが名前の由来について、シーボルトは日本ではアジサイのことをオタクサと呼んでいるという理由からだといっていたそうですが、植物学者の牧野富太郎博士は花柳界の女性の名前を学名につけたといって怒っていたという話が広がり、返ってotakusaの名前を有名にしてしまったようです。

 このアジサイで、二年ほど前に食中毒がありました。葉が大きくきれいな大葉のように見えるためか、アジサイの葉を料理の飾りとして出され、それを食べたお客さんが嘔吐、めまいなどの症状を訴えたというものです。原因となる成分ははっきりとはわかってないようですが、青酸配糖体が原因という説もあります。人だけでなく動物でも食中毒を起こすので気をつけてください。

一般的な食中毒の季節でもあります。食中毒の予防は3原則。
  ・  菌を持ち込まない
  ・  菌を増やさない
  ・  菌を殺菌する(加熱する)です
肉、魚などを調理するまな板は他のものと別にし、なるべく生食は避けてよく加熱したものを食べてください。
2010/7/3(木)